しかしベーシスト探しは難航してしまいました。
何人かにお願いしてみましたがなかなかウマが合わず、やむなくしばらくはベースなしで活動していました。
そこへ網江君という妖精さんがフワフワと通りすがりました。彼は3匹とは仲良しさんのギタリストでした。
3匹は彼にベースをしてもらおうと思いつき、彼を交えた4匹でファミレスに行ったりファミレスに行ったり、ファミレスに行ったり、して、いろいろと話し合いました。
そして網江君もめでたく加入、「鬱ゴロウ王国」の住人は4匹になりました。
しかしある日、「鬱ゴロウ王国」というバンド名に対して疑問が投げ掛けられました。
「鬱病で苦しんでいる人たちに対する侮辱に当たるんじゃないか」と、4匹は考えたのです。
4匹は考えました。根暗な4匹組であること。世間に対して後ろ向きであること。自分達が楽しめりゃいいこと。無駄にカッコつけたり、テクニックをひけらかしたりすることに対するアンチテーゼがバンドの根本理念にあること。
こういったことを体現するような名前を。 そう、それこそが「暗所保存」だったのです。
妖精達の合言葉は・・・
音楽は楽しい
いじめかっこ悪い